プラスチックフレーム・・・②

クリングスタイプ メガネ

プラスチックフレームの鼻あてのタイプは2種類。

眼鏡を使用するとき、鼻の左右で眼鏡の重さの半分以上を支えます。

直接、プラスチックフレーム本体にキノコのように生えている(?)タイプの鼻あてを「鼻盛りタイプの眼鏡」と呼びます。 また、本体から金属製のアームが出ていて、先端にはノーズパットが付くタイプのものを「クリングスタイプの眼鏡」と呼んだりします。

正確に申し上げれば、それぞれの呼び方は眼鏡店によって様々であったりしますので、これは当店での呼び方と思っていただいたほうが良いかも知れません。

2種類の鼻あてにはそれぞれの特徴があり、どちらが好ましいかはお客様のご意見の分かれるところですので、どちらかが優れているわけではありません

鼻盛りタイプ(写真・上)

鼻盛りタイプのプラスチックフレームはデザインがすっきりしていて、お手入れ(クリーニング)も簡単です。 海外製のプラスチックフレームは主にこのタイプで作られておりますので、輸入されたプラスチックフレームは、殆どがこのタイプであり、外観もスタイリッシュに感じます。

ただ輸入の商品で気を付けたいのは、鼻盛り部分が非常に小さい場合や、殆ど鼻盛りの部分が無いフレームもあるので、日本人がそのまま使用すると、まつ毛の先端にレンズの内側が触れてしまい、非常に掛けづらい場合があります。                                 また、汗などでズレ落ちてくるときは簡単な調整が出来ません。                 クリングスタイプの眼鏡との比較をされながら、時間をかけて眼鏡を選ばれることを、当店ではお勧めしています。

また、鼻盛りタイプを購入後に、どうしても使い心地が良くない場合には、クリングスタイプに後から修理することも可能です。 しかしプラスチックフレームの素材が増えている現在、商品によっては修理加工ができないプラスチック素材もあります。 その点は十分に注意が必要です。

クリングスタイプ(写真・下)

クリングスタイプは調整が容易であり、何より鼻パッドの交換ができます。

汗をかく季節には滑りにくい「シリコン製」のパッドを使用したり、寒い季節には綺麗な透明感が長続きする「ハードパッド」を使用したり出来ます。(自分で交換することも出来ます)

またまつ毛とレンズの距離も調整でき、良いことばかりのように感じますが、外観のスッキリ感では、鼻盛りタイプに軍配があがることも多いようです。

眼鏡にこだわるお客様

ご自分のスタイルをお持ちで、デザインにこだわるお客様は、比較的鼻盛りタイプを選ばれることが多いように感じます。 また鼻盛りタイプでも、ご自身のお顔にピッタリフィットするフレームに出会いますと、とても快適です。 もちろん時間をかけてプラスチックフレームに熱を加えて、お客様のお顔に合わせる作業(フィッティング調整)をすれば良いのですが、限界もあります

まずはある程度、装用感を確かめていただきまして、その後に足りない部分をしっかり調整していくことが、眼鏡選びには大切な要素のように思います。(第一印象は大切です)

また素材にもよりますが、アセテート素材のプラスチックフレームの場合、長年使用していますと広がってしまう事例が多く発生します。

そのような時は、まず購入店に相談しましょう。

熱による簡単な調整で直る場合もあります。 また広がりがひどい場合には、プラスチックのチップを使った修理もあり、これはお店で修理できる作業です。 是非、相談してみましょう。

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